なぜ過敏性腸症候群の女性は冷え性だと色々な不調に悩まされるのか?
過敏性腸症候群にお悩みの女性には、冷え性にも悩んでいる方が少なくありません。
腸の働きが悪くなることで、十分な熱を産みだせなくなってしまうためです。
また、体が冷えることで様々な場所で機能が低下し、多くの不調を引き起こす原因にも繋がります。
当院に来院されたSさんも、過敏性腸症候群から体の冷えを起こし、多くの不調に悩まされた患者さんの一人です。
Sさんは40代の主婦の女性です。
過敏性腸症候群には、高校生ぐらいの時から悩まされていたと言います。
「昔から胃腸が弱くて、胃腸炎で入院したこともありました」
便通は3日に1回。
便秘で出ない日もあれば、お腹を下し、キツい腹痛に悩まされることもありました。
また、Sさんは過敏性腸症候群以外にも、多くの不調を抱えていました。
慢性的な肩こりや腰痛が長年続いています。
定期的に頭痛や生理痛にも襲われていました。
また、普段から食欲がなく、動悸や息切れがして、少し動くとすぐに疲れてしまうといった悩みも抱えています。
「体調も崩れがちで、寒い冬だけじゃなく、夏のクーラーでも、体が冷えるとすぐに体調を崩してしまうことがよくありました」
Sさんは常々、健康になりたい、体力をつけたいと思っていました。
ですが、普段からキツい疲労感に悩まされて、運動を続けるのも難しい状態でした。
「体が本当にしんどくて、得意じゃないなりに楽しみたいと思って運動を始めるんですけど、すぐにクタクタになって続けられません」
Sさんは病院や整体、マッサージに通いました。
処方された薬だけでなく漢方薬、サプリメントも飲んだりもしました。
ですが、根本的な解決には至りません。
「自分で体力をつけられない。薬を飲んでも治らない。どうしたら良いのかと悩みました」
Sさんはどうにか治る所はないかと調べた末に、当院のHPを見て来院することを決めます。
当院で問診や検査をした結果、Sさんのお体について問題点が分かりました。
一つ目は自律神経の乱れです。
自律神経は内臓を始め、全身の機能を調整しています。
もともと胃腸が強い体質ではなかったSさん。
加えて骨格のバランスが崩れたことで、自律神経の乱れが起き、過敏性腸症候群になっていました。
二つ目は、体の冷えからくる血流やリンパといった循環が悪くなっていたことです。
Sさんは過敏性腸症候群になったことで、腸の働きが悪くなっていました。
腸がしっかりと働かないことで体が冷え、疲労や肩こり、頭痛、生理痛等の不調を引き起こしていました。
当院の治療では、崩れていた骨格のバランスを整え、自律神経の乱れを整えました。
働きの悪くなっていた腸を活発にし、冷えを取る治療を行いました。
また、Sさんの普段の食事について伺い、腸に良い食事を取ってもらいました。
治療を重ねていくと、Sさんのお体に良い変化が次々に起きていきます。
「お通じが毎日スッキリ出るようになりました」
「体の冷えが取れたら、生理痛が楽になったり、しんどさが消えたりと、これまで悩んでいた症状が落ち着いていって驚きました」
お体の状態が良くなったことで、Sさんはこれまでできなかったことにも、挑戦を始められました。
「ずっとやりたいと思っていた運動を始めたんです。ダンスの動画を観ながら、自分のペースで少しずつやっています」
また、以前ならすぐに風邪をひいたりしていたのが、体調が安定し崩れなくなりました。
その後、症状が改善し安定したことで当院の治療を終了しました。
きっと、今も元気に過ごされていることだと思います。
過敏性腸症候群だと冷え性になりやすい理由とは?
過敏性腸症候群の女性は、冷え性にも悩んでいることが少なくありません。
これは、腸の働きが深く関係しているためです。
実は安静時(座る・寝ているとき)に産みだされている体の熱は、内臓による割合が一番大きく、全体の44%にも上ります。
そのため過敏性腸症候群をはじめ、腸にトラブルを抱えていると、内臓が十分な熱を産みだせなくなり、冷え性に悩む方がとても増えます。
体が冷えると、全身の血流やリンパの流れが悪くなります。
必要な栄養が届かなくなったり、老廃物が取り除かれないことで、全身に様々な不調を引き起こしてしまいます。
- 肩や首のこりなどの筋肉の不調
- 慢性疲労・疲れやすくなる
- 体調を崩しやすくなる免疫力の低下
- 生理痛や生理不順などの婦人科系の悩み
などの不調が起きやすくなります。
特に女性は男性に比べて筋肉の量が少ないため、より内臓の影響を受けやすいです。
腸の状態が改善されると、お腹が温まり冷えが取れ、その他の不調も改善されていく。
調子が良くなることでストレスが減り、ますますお腹の状態が良くなる、と好循環が起きることも珍しくありません。
腸の働きが悪くなる原因には、ストレス、考え方の問題、姿勢、生活習慣の乱れ、食事による影響などがあります。
自分の抱えている原因をしっかり取り除くことができれば、過敏性腸症候群はけっして治らない症状というわけではありません。
自分の抱えている原因を必ずしもすべて自覚できるわけではありませんが、心当たりのあるものについては、対策してみてください。
当院ではこれまで様々な過敏性腸症候群の患者さんの改善例を紹介しています。
それぞれの原因や対策については、詳しくは下に並んでいる他の改善例ページをご覧ください。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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