逆流性食道炎で薬をやめたい方にとって、大切なこととは?
逆流性食道炎は、一般的になかなか治らないと悩む方の多い症状です。
薬を飲んでも改善が見られず、処方された薬が増えていき、かといって胸焼けや胃もたれといった症状がなくなるわけでもなく、不調から深刻に悩む方が少なくありません。
薬をやめたい。でも、やめると症状がまた悪化してしまう。
そのような考えから、何年も不調を抱え続ける、というケースがよく見られます。
当院に来院されたMさんも、長らく逆流性食道炎を抱え、薬をやめたいと悩んだ患者さんの一人です。
Mさんは40代の女性です。
普段はお仕事をしながら、家事や育児もされており、日々を忙しく過ごしています。
そんなMさんが逆流性食道炎と診断されたのは、当院に来院する3年前のことです。
胃もたれや胸焼け、体が疲れやすいといった症状に悩まされはじめたMさん。
病院を受診し、検査をした結果、逆流性食道炎の診断を受けます。
処方された薬を飲み続けていましたが、改善は見られません。
それどころか、この1年ぐらいは症状が悪化して、バレット食道の診断も受けてしまいました。
処方される薬の量は少しずつ増えていき、胃もたれや胸焼けといった症状が改善されないまま、薬だけが増えていくことに、Mさんは強い不安を感じていました。
「このまま薬を飲み続けて、本当に良くなるのかな……?」
「薬をやめたいけど、今飲んでてこの状態なら、やめたらもっと悪くなっちゃうかもしれない……」
そんな葛藤を抱えながら、日々の生活を送っていました。
特に症状が辛かったのは、朝起きてすぐと、食後2時間ほどの時間帯です。
胸焼けがひどいところに胃もたれも重なり、仕事や子育てにまったく集中できない日も少なくありません。
「このままでは、大好きな仕事も、大切な子どもとの時間も、満足にできなくなってしまうかもしれない」
そんな不安が、Mさんをさらに苦しめました。
「ずっと薬を飲み続けたり、通院を続けるのは正直しんどいな……」
「できれば薬に頼らず、根本から良くなりたい」
なんとか逆流性食道炎を改善したい。
薬をやめて、根本的な改善がしたい。
そう考えたMさんは、最初に鍼灸院へと通いはじめました。
何度か治療を受けてみるも、症状に改善が見られません。
そんな時に、Mさんは別の治療法を探しはじめ、当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の原因が分かりました。
Mさんの場合は、食事によって胃に負担をかけていたこと、便秘によって腹圧が高くなっていたことが主な原因になっていました。
特に腸の働きが悪く、腹圧が高まっていることが、逆流性食道炎の症状を悪化させている大きな要因でした。
当院の治療では、Mさんの胃腸の働きを調整する治療を行いました。
また、Mさんの普段の食事などについてお伺いすると、甘いものが好きで、食べる頻度がかなり高かったこと、野菜や果物を食べる頻度が少ないこと、水の摂取量が不足していることが分かりました。
当院での治療と並行して、Mさんには普段の食事について指導も行いました。
具体的には、甘いものを食べる頻度を減らしてもらい、水を少しずつ飲むようにしてもらいます。
普段の食事のバランスを意識してもらい、出張のときも朝にバナナを食べたり、外食では野菜サラダを頼むといった、意識的に野菜や果物を取れる範囲で食べてもらうようにお伝えしました。
当院での治療を続け、Mさんご自身も、普段の食事について気を付けられた結果、着実に症状は改善されていきました。
お通じが良くなって、便秘が改善していくとともに、胸やけさ胃もたれといった症状もなくなっていきます。
Mさんの状態が改善したことを確認し、当院の治療を終了しました。
「状態が良くなって、自然と薬を止められました。飲まなくても大丈夫って分かったときは、とっても嬉しかったです」
「体の不調とかしんどさに気を取られることがなくなって、仕事や家族との時間も楽しめています」
「今後の悪化の心配がなくなったので、安心して過ごせています」
と喜ばれていました。
逆流性食道炎で薬をやめたい方に大切な考え方
逆流性食道炎は慢性化しやすい症状の一つです。
軽度の場合はともかく、一度悪化し、慢性的なものになってしまうと、薬を飲んでも改善が見られない、というケースが多く見られます。
逆流性食道炎の治療で薬を飲み続けることに、不安を感じている方は少なくありません。
「このまま一生薬を飲み続けなければいけないのか」「薬の副作用は大丈夫なのか」「薬が効かなくなったらどうしよう」といった心配される方が多くいます。
また、薬をやめたいと思っても、症状が再発するのではないかという不安から、なかなか踏み切れない方もいらっしゃいます。
こうした不安を解消するためにも、根本的な原因にアプローチし、薬に頼らずに症状を改善していくことが大切です。
薬は症状を抑えるのに優れていますが、原因そのものを取り除いてくれるわけではありません。
時には不調が一時的に抑えられたために、生活習慣そのものは放置され、より深刻な事態を招くケースも見られます。
食事をはじめ、姿勢やストレスの問題など、根本的な解決も同時に必要になってきます。
逆流性食道炎を引き起こす原因は、食事、生活習慣、ストレスなどなど、様々な原因があります。
一人ひとりその方によって違う、根本的な原因を取り除くことが大切です。
それぞれの原因を取り除くことができれば、これまで長年治らずに悩んでいた方でも、良くなる可能性は十分にあります。
治るのを諦めないでください。
当院での逆流性食道炎の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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