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テニス肘とストレスの意外な関係とは? 解消のために大切な考え方
テニス肘は、一度慢性化すると、なかなか改善が見られないと悩む方の多い症状です。
日常動作の多くで痛みを感じるため、日々の生活に大きな支障をきたしてしまいます。
また、テーピングやサポーターをつけ、ストレッチやマッサージで筋肉の緊張を取っても、なかなか改善が見られません。
一体何が原因なのかと、深く悩んでいる方も多く見られます。
当院に来院されたNさんも、テニス肘が治らずに悩んだ患者さんの一人です。
Nさんは40代の女性で、普段は主婦として家のことをし、時間がある時にはジムに通ったりして、日々を過ごされています。
そんなNさんがテニス肘に悩まされたのは、数ヶ月前のこと。
特別なきっかけがあったわけではなく、気づけば違和感を覚え、そこから急に状態が悪化していきました。
物を持ったり、髪の毛をくくるためにゴムを引っ張る、フライパンで料理をするといった、日常のちょっとした動作でも痛みを感じてしまいます。
Nさんは、いくつかの整骨院に通いますが、良くなりませんでした。
1個目の整骨院では、電気を当てて、使わないように安静指導を受けます。
2つ目では色々な検査をして、マッサージやストレッチ、テーピングなど色々なやりますが、やはり改善は見られず、日に日に痛みは強くなっていました。
毎日痛みを避けて、些細な動作にも注意を払わないといけない状況に、ストレスを感じていました。
また、これまで楽しく通っていたジムも、休まざるを得なくなります。
そんな時、Nさんは当院のHPを見たことで、来院を決めました。
「整骨院に行って治らなかったし、ずっとこれが続くのかと思うと、今後の生活が心配でした」
「時間が多少かかっても、痛みなく使えるようになりたくて、治療院を探しました」
当院で問診や検査をした結果、Nさんのお体の問題点が分かりました。
大きく2つの問題点がありました。
1つ目は、肘周りの骨格のバランスが崩れていたこと。
肘の関節は、橈(とう)骨、尺骨、上腕骨の3つの骨で構成されていて、これらのバランスが整っていることで、滑らかな動きが保たれています。
反復した負担や、急な衝撃などによって、関節のバランスが崩れてしまうと、関節の動きに滑らかさが失われ、筋肉や靭帯に過度な負担がかかってしまいます。
2つ目は、ストレスが慢性的に溜まっていたこと。
ストレスを感じると、人は防御反応で筋肉や靭帯が緊張して、関節などを守ろうとします。
Nさんはもともとストレスは感じやすいタイプで、感情面で緊張することが多かったようです。
そのため筋肉や靭帯の状態が悪くなり、関節への過度な負担に繋がっていました。
テニス肘を発症した時期のNさんは、特に忙しかったようで、ストレスが溜まっていました。
筋肉・靭帯の状態が悪くなり、痛みによって体に力が入ってしまったこともあり、テニス肘を発症してしまっていました。
当院の治療では、Nさんの骨格のバランスを整えました。
また、ストレスの影響を取る調整を行い、自律神経の乱れを整えました。
当院の治療を続けるにつれて、Nさんの症状は改善していきました。
「日に日に、肘の痛みに気を取られることが減っていきました」
「今はまったく気になりません。気にせず過ごせています」
一度は通うのを止めていたジムも、再開できるようになりました。
Nさんの症状が改善し、再発の兆候も見られなかったことから、当院の治療を終了しました。
今は肘を気にせず家事をこなし、ジムに通ったりして、楽しい時間を過ごせていることだと思います。
テニス肘がストレスで痛くなっている人の対策で大切な考え方
テニス肘の主な原因は、一般的に手や腕の使いすぎとされています。
そのため、サポーターやテーピングを使用して、手をあまり使わないことで負担を減らすという対策が取られています。
ところが、そのように負担を減らそうと努力をしているにもかかわらず、改善が見られないというケースが少なくありません。
テニス肘は筋肉や靭帯が過度に緊張し、炎症が起きることで痛みや痺れといった症状を引き起こした状態です。
この緊張に深く関わっているのが、ストレスです。
ストレスを感じていると、筋肉や靭帯は知らず知らずのうちに緊張し、脱力することが難しくなります。
筋肉や靭帯は、常に緊張していると、血流やリンパの流れが悪くなり状態が悪化してしまいます。
また、緊張状態では滑らかな体の動きができず、余計な負担がかかってしまいます。
そのため、ストレスを上手に解消していくことは、テニス肘の改善に大切です。
では、どのようにストレスを解消すれば良いのか?
ストレス対策については様々な方法が、調べると出てきます。
方法としてどれも間違いではないですが、大切な指標になるのが、自分が好きなことや没頭できるといった、自分の感覚を大切にすることです。
そのため、これさえすれば大丈夫、というような特定の方法はありません。
外で体を動かすのが良い人、黙々と一人で何かを作るのが良い人、誰かと会話をしたり、食事をするのが良い人、それぞれです。
自分自身の趣味や、楽しく過ごせる時間などを振り返って、過ごすことが重要です。
テレビで紹介されていたから、有名な本に書いてあったから。
そういったことで影響を受け、自分の感覚と合わない状態でも続けてしまう方が少なくありません。
人によって、最適なストレスの解決方法は違います。
自分の感覚を大切にして、ストレス解消に取り組んでみてください。
テニス肘は、一度慢性化してしまうとなかなか治らないと悩む方が多い症状です。
ですが、その方の抱えている原因を一つ一つ解消していけば、けっして治らない症状ではありません。
治らず悩んでいる方も、諦めないでください。
当院でのテニス肘の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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