スマホが首を悪くし、体に与えてしまうデメリットとは?

スマホで知らずに悪影響を受けていませんか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

スマホが首を悪くし、体に与えてしまうデメリットとは?

あなたは電車に乗った時、何を見ていますか?

窓から見える景色でしょうか。それとも中吊り広告でしょうか。


近頃、電車に乗ると多くの方がスマホを見ています。

また、歩いていたら信号のちょっとした待ち時間にもスマホを覗いている方も少なくありません。


それだけスマホが生活に欠かせないものになった反面、スマホに夢中になり過ぎている方もいます。


スマホやタブレットはとても便利なものです。

ただ、使い方によっては体に多くの不調を引き起こす原因になってしまいます。


当院には、自律神経の乱れが原因で、痛みや不調を引き起こし、来院される方も少なくありません。

そのような方の大半は、スマホやタブレットを長時間使用して首に負担をかけ続けています。


そこで今回は、スマホと体の不調の密接な関係について、そしてできるかぎりデメリットを減らす方法についてお伝えしていきます。


なぜ首を悪くしてはいけないのか?

あなたは一日でどれぐらいスマホを使用していますか?


日本人の平均的な使用時間は、3時間5分にもなるという統計が出ています。(1)

(学生だけを対象にした調査では2時間49分)(2)


スマートフォン利用時間


これだけ長時間使用していると、スマホの持ち方や姿勢によって、体への負担は大きく変わります。


特に当院がスマホの長時間使用を問題にいるのは、自律神経の乱れや、ストレスに大きく関係しているからです。

実際に首の状態が改善されると、症状が良くなっていく方が多く、また論文などでも関係性が示されているためです。(3)


姿勢が悪く、首に負担がかかっている人ほど、気分の落ち込みや疲労、緊張、無気力、イライラといった精神面にマイナスの影響を受けています。


また、自律神経失調症や起立性調節障害、過敏性腸症候群など、自律神経が大きく関わる疾患の原因にもなります。


自律神経の乱れが原因の不調というのは、一般的に治りづらく、改善するにしても時間がかかってしまうケースが多いです。


特に気をつけて欲しいのは、子どもの長時間の使用です。

夢中になって、周りにまったく意識が向かなくなっていないでしょうか?


子育て中の親御さんの場合、スマホを使わせると静かになってくれる、という利点もありますが、夢中になりすぎるケースも少なくありません。


結果、姿勢が悪くなり、首に負担をかけ続け、集中力が落ちてしまいます。

学力の低下やストレスの増大、自律神経の乱れなどを引き起こして、不登校になってしまうケースも多くあります。


首の痛い方によくある逆効果なケース

長時間スマホを使っていると、首が痛くなったりこったりして、自分でいろいろなセルフケアを試す方が少なくありません。

ただ、首は非常に繊細な場所で、やり方次第では、かえって関節のバランスを崩して、悪化させてしまう恐れもあります。


よくある悪化させてしまう例としては、首をぐるぐる回したり、左右に振ったりする動作です。

ストレッチや体操を一生懸命している方は、一時的にはスッキリするかもしれませんが、長期的には逆効果になってしまいます。


首は自分でストレッチや動かしたりするのではなく、あくまでも負担を最小限にすることをおススメします。


スマホによる首への負担を最小限にするためにできること

1.使用時間を決める

使用時間を決める

使用時間が長いほど、影響も強くなります。

そのため、時間を決めて使用することが重要です。


当院に来院する患者さんでも、SNSやゲームなどでスマホの使用時間が長い方ほど、自律神経の問題が深刻化している傾向にあります。


使用時間は自分で決めるのが一番良いのですが、気づいたら思った以上に時間が経っていた、という経験があるのではないでしょうか?


スマホサービスの多くは、使用時間を増やしてもらうことで収益が増えるビジネスモデルのため、良くも悪くも、使用者の利用時間が増えるように作られています。


自分で管理するのが難しい場合には、スマホ自体の設定、アプリなどによって、時間を制限することも可能です。(iOS、Androidともに)


時間を制限したいけど、どうしても使ってしまうという方は利用する手段もあります。


2.首に負担のかかりにくい位置でスマホを見る

首に負担のかかりにくい位置でスマホを見る

たまに真下に首を傾けて画面を覗きこんでいる方がいますが、首にものすごく大きな負担がかかります。

頭が前に倒れるほど、首や肩への負担は増えます。


頭の位置が3cm前方に突き出てしまうと、首にかかる負担は2倍にもなります。


スマホを持つ位置を高く保ち、首を自然な状態に近づけるほど負担を減らすことができます。


また、スマホやタブレットを支えるスタンドも販売されているため、自宅など決まった場所で見る場合は、道具を利用することも効果的です。


3.座り方に気を付ける

座り方に気を付ける

座り方が悪いと猫背になり、頭が前に突き出るため首への負担が大きくなってしまいます。

1.足裏は床につける

2.足を組まない

3.椅子は深めに座り、

この3つのポイントに注意することで、自然とキレイな姿勢を保てます。

(ポイントは自然なこと。無理をしたキレイな姿勢は体に負担がかかります)


また良い座り方は呼吸を深くし、自律神経やメンタルの安定にも効果的です。(4)


まとめ

スマホは便利なものですが、使い方が悪いと、体に良くない影響を受けてしまいます。

姿勢や使い過ぎに気をつけて、首に負担をかけずスマホを使ってください。


このエントリーをはてなブックマークに追加

参考

1)若年層の月間の動画視聴時間は1年間で約2時間増加~ニールセン スマートフォンの利用状況を発表~

2)平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) 内閣府

3)頭頚部アライメントと自律神経および気分・感情との関係性

4)腹式呼吸が大学生の日常的抑うつ状態に及ぼす効果の検討

大阪市の整体 創輝鍼灸整骨院はコチラ

マップ

創輝(そうき)鍼灸整骨院

〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区 長居3-2-3-1F
受付時間:午前  9:00~13:00
     午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)


> 詳しい道順はコチラ

Copyright (C)2012 - 2024創輝鍼灸整骨院 All Rights Reserved.