慢性的な胃腸症状でお悩みの方が抱える、3つの根本的な原因とは?
機能性ディスペプシア、逆流性食道炎、過敏性腸症候群、胃下垂などの、胃腸の不調でお悩みの方は、ある程度共通したお悩みを抱えていることが多いです。
たとえば、次のような悩みを抱えていないでしょうか?
・薬を飲んでいても治らない
・病院で検査をしたけど、原因が分からない
・食事に気を付けたり、サプリを飲んでも治らない
・どうしたら良いのかが分からないから、とても不安
・このままずっと続くのかと心配
抱えている症状こそ人によって違いますが、深刻に悩みを抱えているケースが多く見られます。
また症状がキツい方では、仕事や勉強に支障をきたしてしまい、休職や退職される方、学校に通えず不登校になったり、留年してしまう方など、その影響が非常に大きいケースも珍しくありません。
当院では10年以上にわたって、このような患者さんがたくさん来院されています。
その経験から、このような胃腸症状を引き起こす方々の根本的な原因には、ある程度共通したものを抱えていることが分かりました。
そして、これまで病院や整体に通って治らずに悩んでいる方でも、その原因を一つひとつ取り除けば、改善が見られていきます。
もちろん、その原因は一人ずつ異なり、その程度も様々です。
必要な対策も、その方によって異なりますし、治療を必要とするものもあります。
まずは、症状を引き起こしている原因を知り、それぞれの対策から、自分に取り入れられる物を、ぜひ実践してみてください。
治療で良くすることは大切ですが、それと同じぐらい、自分の抱えている原因を知り、日々の生活から取り除くことも重要です。
まずは、主要な原因についてお伝えしていきます。
なぜ、胃腸の働きに不具合が起きてしまうのか?
胃腸に何かしらのトラブルを抱えると、大半の方がまずは病院にかかると思います。
何らかの検査を受け、その結果と問診による症状に合わせて、薬が処方されます。
胃カメラや画像診断などで異常が見つかり、内臓の組織に異常が見られた場合は、『胃潰瘍』や『ポリープ』など、個別の診断名がつきます。
ですが、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群などは、検査をしても、レントゲンや組織などからは、異常が見つかりません。
これは内臓の組織の問題ではなく、働きをコントロールしているところに原因があるためです。
では、何が内臓の働きを調整しているのか?
それは、自律神経です。
この自律神経は、全身の非常に多くの機能を調整している一方で、多岐にわたる影響を受けます。
そして、慢性的な胃腸症状でお悩みの方は、知らず知らずのうちに大きな影響を受けて、自律神経のバランスを乱してしまっていることが多いです。
当院では、その自律神経を乱す原因を「姿勢」「内臓」「メンタル」の3つに大きく分けて考えています。
1.首の骨格のバランスの崩れ・姿勢の問題
脳から出た神経は、背骨の中を通って全身に広がっています。
そのため、首の骨のバランスが崩れたり、普段の姿勢が悪いと、神経の伝わり方が悪くなります。
その結果、自律神経のバランスが乱れてしまい、内臓の働きにも問題を引き起こします。
・普段の座り方が悪く、猫背が癖づいている
・沈み込むようにソファに座っている
・スマホやタブレットをうつむいて使用している
・ノートパソコンの位置が低く、首が前に突き出てしまっている
・もともと肩こりや首こりがあり、首を回したり、ポキポキ鳴らす
などに当てはまる方は、骨格のバランスや姿勢に問題を抱えていることが多いです。
2.お腹(内臓)の問題
普段の食事の取り方や、食事内容に問題があると、少しずつ内臓に負担をかけてしまいます。
・お肉や油ものの量や頻度が特に多い
・アルコールの飲みすぎ
・普段の水を飲む量が少なく、お茶やコーヒーなどばかりになっている
・野菜や果物の食べる量が少ない
・食事の時間が不規則で、夜遅くに食べることが多い
・加工食品やインスタント食品、スナック菓子などをよく食べる
などに当てはまる方は、内臓に負担を抱えていることが多いです。
また、各家庭での「普通の食事の感覚」は大きく異なっています。
そのため一般的に取りすぎと感じるような量でも、問題となっていることに気付けないケースもよく見られます。
3.ストレス・考え方の問題
強いストレス、あるいは慢性的なストレスは、体に大きな負担をかけて、胃腸の働きを、弱めたり、あるいは過剰にしてしまいます。
(人によって反応の出方は異なります)
ストレスが自律神経のバランスを乱すことは、一般にもよく知られています。
ですが、ストレスへの対処法や、向き合い方については、よく分からないと悩む方が多いです。
時にはいろいろな対策を調べて試してみるも、自分にはあっておらず、効果がないどころか、かえってストレスを溜めてしまうようなケースも、けっして珍しくありません。
・人間関係の悩みやトラブルを抱えている
・完璧主義で自分を追い込みがち
・将来への不安や心配が強い
・寝る前に不安や心配事ばかりを考えてしまう
・本当にリラックスできる方法が分からない
などに当てはまる方は、ストレスや考え方の影響で自律神経のバランスが乱れ、胃腸の不調につながっていることが多いです。
まとめ
以上のように、首の骨格の崩れや悪い姿勢、内臓の負担、そしてストレスや考え方の問題が重なることで、自律神経のバランスが崩れ、胃腸の不調につながることが多いです。
日常生活の中で、姿勢や食生活、ストレスへの向き合い方を見直すことが、根本的な改善への第一歩となります。
大半の方は、知らず知らずのうちに負担をかけてしまっています。
長年治らずに悩んでいる方ほど、「そんなことで」と思うようなことが、原因になっているケースが珍しくありません。
だからこそ、自分の原因がどこにあるのかを知ることはとても重要です。
ご自身の生活習慣を振り返り、できることから少しずつ取り組んでください。
具体的な問題や、対策方法については、これから更新していきます。

創輝(そうき)鍼灸整骨院
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