顎関節症が治らない方に知ってほしい首のバランスの重要性とは？

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顎関節症が治らない方に知ってほしい首のバランスの重要性とは？

顎関節症は口が大きく開けなくなるため、話や食事もまともにできないと、深刻に悩んでいる方の多い症状です。

また一度慢性化してしまうと、治療を受けても治らないと悩む方が多くいる症状でもあります。

当院に来院されたＦさんも、顎関節症が治らずに悩まされた患者さんの一人です。

Ｆさんは４０代の男性で、会社員として日々を忙しく働かれています。

Ｆさんが顎関節症に本格的に悩み始めたのは、当院に来院する３カ月前のこと。

顎が疲れたり、痛くなるほどの食いしばりに困るのは初めてのことでした。

「急に歯がしみたり、顎周りがガチガチでだるくなって、とても不快でした」

「調子が悪いのが気になって、仕事が忙しいのに集中できないのがすごくストレスになっていました」

Ｆさんは病院に通いますが、なかなか治りません。

そのため、後日歯医者にも行きます。

「歯医者に行ったとき、ボトックス注射をしたら半年ぐらいは楽になるよ、と言われたんですよ」

「また戻るんだったら、何度も治療してられないなと思いました」

同じ治療を受けるなら、その場しのぎではなく根本的に治したい。

そう考えたＦさんは、根本治療ができる治療院を探し始めます。

そして、当院のＨＰを見たことで、来院を決めました。

当院で問診や検査をした結果、Ｆさんのお体の問題点が分かりました。

首のバランスが崩れ、また姿勢が悪くなっていたことが、顎関節症を引き起こしていました。

仕事が忙しく、毎日夜遅くまで一日中パソコンを触っている生活。

それに加えて、仕事中の姿勢が猫背になっていたことで、Ｆさんの体に大きな負担がかかっていました。

あまり一般的には知られていませんが、顎の動きと首は非常に密接に関わっています。

猫背になって首の状態が悪くなると、顎の噛み合わせのバランスまで崩れ、顎を動かす筋肉も緊張してしまいます。

当院の治療では、Ｆさんの猫背の改善と首のバランスを整え、顎の噛み合わせを調整しました。

治療が進むにつれて、食いしばりがなくなり、姿勢もきれいになっていきました。

「ぜんぜん顎を気にせず生活できています」

症状が改善したことで、Ｆさんのお仕事にも良い影響が出始めました。

「仕事にも集中できるようになって、気分的にも余裕ができました」

その後、一時的な改善ではなく、Ｆさんが良い状態を保てていることを確認し、当院の治療を終了しました。

Ｆさんは相変わらずの激務のようですが、体への負担が減り、集中してお仕事に取り組めているようです。

顎関節症は首の骨格のバランスが深く関係しています

首のバランスが崩れることで頭の骨や顎の骨もゆがみはじめます

顎関節症の治療の多くは、主に顎や歯に対して行われています。

歯を削って噛み合わせを調整したり、マウスピースをつけたり、あるいは顎回りの筋肉をほぐす治療が主に行われます

これらの治療で良くなる方も多くいるのですが、同時に少しも改善されない、一度良くなってもすぐに再発してしまうと悩んでいる方も多くいます。

そのような方は、顎ではなく首に根本的な原因を抱えている可能性があります。

首のバランスが崩れると顎関節症が起きる理由は、主に２つあります。

１つ目は、頭蓋骨のバランスも崩れてしまうこと。

首の骨は頭蓋骨の土台になっています。

そして顎の関節は、頭の骨と顎の骨で動くようになっています。

首のバランスが崩れると頭の骨がゆがみ、それによって顎の動く角度が変わってしまいます。

口がまっすぐに開かなくなったり、関節の噛み合わせが悪くなって、顎関節症を引き起こしてしまいます。

また、顎関節症の方はめまいや耳鳴り、頭痛に悩まされるケースが多いです。

首と頭の骨のバランスが崩れると、神経や血流の通りも阻害されやすくなることで、めまいや耳鳴り、頭痛といった症状も起きやすくなってしまいます。

２つ目は、顎の動きは首の筋肉が大きく影響するということ。

口を開く動作は顔や首の筋肉が働きます。

首のバランスが崩れることで、筋肉が過緊張を起こしたり、弛緩してしまったりすることで、口の開閉に支障が起きてしまいます。

これら２つの原因で顎関節症が引き起こされている可能性があります。

顎関節症で顎や歯を治療してもなかなか治らない。

あるいは再発すると悩んでいる方も、首のバランスが整うことで、改善される可能性は十分にあります。

首のバランスの調整は非常に繊細な技術が必要ですが、当院だけでなく改善できる治療院はきっとあるはずです。

なんとか治したいと悩んでいる方は、首の骨格のバランスも整える治療を受けることを、検討してみてください。