有痛性外脛骨の一般的な原因と、あまり知られていない根本原因
有痛性外脛骨は、スポーツで運動量の多いお子さんに多く見られる症状です。
本来はオーバーユース、使いすぎが原因とされていますが、安静にしていてもなかなか治らなかったり、練習を再開するとすぐに痛みがぶり返してしまうケースは少なくありません。
また、長期慢性化しやすく、一般的には3~4ヶ月ほど、長くなると数年も続くケースも見られます。
当院に来院されたNくんも、有痛性外脛骨の痛みに悩んだ患者さんの一人です。
Nくんは、ミニバスケットボールチームに所属する小学校高学年の男の子です。
Nくんの所属しているチームは非常に練習量が多く、これまでにもバスケの練習中に足首を捻挫することはよくあったそうです。
ただ、これまではしばらく安静にしていると痛みはすぐに治まっていました。
そのため、最初に足の内側が痛んだ時、また捻挫をしたのかと考えていたそうです。
ですが今回は、足の内側の痛みがなかなか治まりません。
「何かがおかしいなって、思いました」
Nくんが親御さんと整形外科を受診したところ、有痛性外脛骨と診断されました。
安静の指導と湿布が処方されます。
Nくんの所属するチームは、試合数が多く、また大事な時期を控えていたため、長期間練習を休むわけにもいかなかったそうです。
「ずっと足が痛くて、足を引きずらないと走れないんです」
「思うようにプレーできなくて……早く元通り動けるようになりたいって毎日思ってました」
親御さんも、思うようにプレーできずにいるNくんを、心配されていました。
日に日に焦りと不安が募る中、同じバスケチームの先輩から当院を紹介されたこともあり、Nくんは当院への来院を決めました。
当院で問診や検査を行った結果、有痛性外脛骨を引き起こしていた原因が分かります。
Nくんの有痛性外脛骨を引き起こしていた原因は、過去に繰り返した捻挫によって、足首周りの関節のバランスが崩れてしまっていたことでした。
足首周りは小さな骨がいくつも集まって構成されていて、それらの骨がバランスよくあることで、足にかかる負担を分散したり、吸収しています。
ところがNくんの場合、関節のバランスが崩れたままでは、走ったりジャンプしたりする度に過剰な負担がかかり続けてしまいます。
Nくんの場合は、その負担が外脛骨に集中し、痛みや炎症を引き起こしてしまっていました。
当院では、崩れてしまった足首の関節のバランスを整える治療を行いました。
治療を進めていくと、走るときの痛みは少しずつ消えていき、軽く走れるようになっていきます。
そして、全力でプレーできるようになったことを確認し、当院の治療を終了しました。
「また痛みを気にせず思い切りバスケができて、すごくうれしいです!」
今では痛みを気にすることなく、大好きなバスケットボールに打ち込んでいます。
有痛性外脛骨を引き起こす根本的な原因とは?

有痛性外脛骨の一般的な原因は、ランニングやジャンプの繰り返しによるオーバーユース(使いすぎ)だと言われています。
そのため、治療としては安静が第一に選択され、痛みを緩和するためにストレッチやテーピング、サポーターなどが用いられます。
もちろん、これらの対策で改善するケースも少なくありません。
ですが、多くの選手が慢性化してしまい、痛みを抱えたまま練習を続けていたり、安静にしていても痛みが引かない、練習を再開すると再発してしまうなどのケースが少なくありません。
なぜ、一般的な対策では治らないのでしょうか?
それは、痛みの根本原因が「オーバーユース」だけではないからです。
Nくんのように、過去の捻挫などが原因で足首の関節のバランスが崩れていると、地面からの衝撃をうまく吸収・分散できなくなります。
その結果、足の内側にある外脛骨に負担が集中し、炎症と痛みを引き起こしてしまいます。
有痛性外脛骨を根本から改善し、再発を防ぐためには、体全体のバランス、特に足首の関節のバランスを整えることが非常に重要です。
有痛性外脛骨は、一般的には一度慢性化すると治りづらく、貴重な学生時代を安静にして過ごし、その後の競技人生に大きな影響を受けるケースも珍しくありません。
ですが、原因を解消してくれる場所はきっとあるはずです。
足首周りの関節は、非常に繊細な治療を必要とし、どこでも良くなるわけではありません。
そのため、どこの治療院でも良いと安易には言えませんが、治るのを諦めないでください。
当院での有痛性外脛骨の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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院情報
院名
創輝(そうき)鍼灸整骨院
院長
尾原秀祐
所在地
〒558-0003
大阪市住吉区長居3-2-3-1F
最寄駅
JR阪和線 長居駅から徒歩30秒
地下鉄御堂筋線 長居駅から徒歩2分
治療時間
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
| 16:00~20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日
土曜午後・日曜・祝日
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